お見合い体験記
10月某日、お見合いしてきた。
ことの始まりは仕事でのお客さんとの会話から。
お客さん「ちなみにあなたは独り身よね?」
わたし「いや、そうですよ〜ひとりです〜笑」
お客さん「うちの会社のさ、社長の息子なんやけど、会ってみない??」
わたし「ああ〜、機会があれば、是非〜!」
このお客さんは60ぐらいのおじさん。
実際この時はこの話が実現するとは思っていなかった
わたしは転勤が決まっていたからである
遠くに行くし、もう会うことはないだろうな〜と思いながら受け答えしていた
しかし、転勤後もこのお客さんから連絡がくる。この話を詰めようということである。
その後、一度おじさんとの会食を挟み、社長の息子とのお見合いが実現することとなった
相手についての事前情報
35歳
実家に住んでる などなど
お見合い当日。
今日は昼食をおじさん、社長の息子(以下息子)、わたしを食べるという予定である
その後は2人に任せるとのこと
おじさんが昼前にわたしを車で迎えにきて、店へ向かった
道中、前日飲みすぎた私は何度もえづきそうになりながら脂汗をかいた手を握りしめていた
(こういうところがだめなんだろうな)と思わないほどわたしもバカではない。だめなのだ。
場所はホテルの最上階
鉄板焼きを食べながらお見合いである
お店に入り待つこと5分ほど。
噂の相手が登場である
思ったより普通だった
35歳よりは若く見える
髪型がちょっとどうした?って感じではあったがまぁ受け入れられる
普通の白いシャツに黒ズボン的な。
相手が着いてすぐ、
おじさん「今日はどうやって来た?」
息子「あ、親に送ってもらいました」
ちなみに道中おじさんから、恐らく息子は車で来るだろうから食事の後は2人でドライブでもしたら、という話だったのである
その予定、破れたり
ちょっと動揺したおじさん「送ってもらったのか。ん、お前お金は持ってきたか?」
息子「あ、持ってきてないです」
これは、もはや人としてどうなの?
え、殿方としてでもなく、人としてどうなの?
いや、彼のズボンのポケットに財布は入っているのである
その中身がないという話なのかなんなのか、わたしにはわかりかねた
そんなこんなで食事が始まる
おじさんは空気を読んであまり喋らないようにしてくれている
自己紹介しつつ料理も食べる
彼はビールを飲む
そりゃ親に送ってもらってるからね、、、(もはや印象マイナススタート)と微妙な気持ちを抱きつつ。
以下、面白かったエピソードの抜粋
わたし「お休みの日はなにしてるんですか?」
息子「僕、アフリカの音楽が好きで、、、」
果たして今までの人生にアフリカの音楽が好きな人がいただろうか、否。
アフリカについて割と聞いたあと
わたし「他にはなにかあるんですか?」
息子「DJとかも好きで部屋にDJブースもあるんです、、、、」
なんと。
話によると彼の部屋にはギターがあり、アフリカの太鼓があり、DJブースがあり、ミラーボールがあるらしい
その他人生等々についても聞いたが総じていえばすごく突っ込みどころ満載な方であった
そして鉄板焼きは美味しかった
二日酔いだったのが残念
料理が終わるとおじさんは料理代を払ってくれて先に帰って行った
その後、2人でデザートを食べ、ホテル内のカフェへ
これは恐らくおじさんが帰り際この後はカフェかなんかに行ったら、と言ったからであろう
おじさんがこう言ってなかったらカフェに行っていたかはわからない
彼に自主性はあるのか否か
カフェに着いて、
息子「ちょっとコンビニ行って来ます」
ソファで待つわたし
きっと彼はお金をおろしに行ってくれているのだろう、、、、、
わたしは本当にちょっと泣きながら彼を待った
その後もなんかちょろちょろっと会話して(彼はカフェでジョッキのビールを3杯飲んだ)
タクシーに乗って帰った
彼からもらったタクシーチケットで、、、、、(きっと会社の名前で切ってる)
後日、おじさんに、今回はご縁がなかったということで、的な連絡をした
おじさんは気にしないで!と言ってくれたけどそれ以降全く連絡もないのでどう思っているかはわからない
感想。
今回は、むつかしい
きっといい人だろうし、悪くはないとは思うんだけど
今、この人じゃなくていいかな、と思ってしまった
出会う時が違えばありえたかもしれない、、、
今回の結果
「タイミングが悪かった」